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二宮町社会福祉協議会 災害ボランティアコーディネーター講座を支援させていただきました。

発災後の3:3:3WS
発災後の3:3:3WS

10月2日。早いもので今年も余すところ3か月ですね。今日は、二宮社会福祉協議会主催の「災害ボランティアコーディネーター講座 初級編」の講座のスタート役を仰せつかってきました。

 この講座は、SL本部の天寺さんがドアをたたいて窓を開けて目覚めさせたものです。途中ちょっと中断がありましたがその流れが社会福祉協議会が、新しい場所で新しい気分で活動を開始してからKSVNへ講座の依頼が来て、私どもZSVNが科目の一部を担当させていただいております。

 何回も書かせていただいていま...すので、またかよ・・・と思われる方もおいででしょうが、私たちは、どのような活動でも「コーディネーション」という行為はそんな簡単にできないと思っています。
私自身、東日本大震災の中で幾度となくご家族を失われた方々と直接お話を聞く機会がありました。彼らの想いを受け止められたのかと振り返ると自信を持って答えることはできません。しかし、私自身のあることを境に被災された方々に「寄り添える」気持ちになりました。喪失感を共有しないとできない部分もあるのだなと思っています。これは、まだまだ私自身の課題になっています。

 でも、主催者が、このようなテーマをつけていますので沿ってやらなければなりませんよね。
2時間の話の内容は、「生き残らなければ何も始まらない」ということをお話しさせていただきました。
そのことをWSを使って、災害時にどこに「緊急度」があるのか?、何に「重要度」があるのか?ということを判断しながら発災後の「3分、3時間、3日間」を乗り越えた後に、初めて受講生が目指す、災害救援ボランティアセンターが開設され、そこでコーディネーションが出来るのですよ・・というストリーで進めました。

 先ずは、自分たちのことを解決してこそ安心してボランティアセンター活動が出来るのです。そのためには、日ごろから
行政に依存しない地域を構築して自立した「自主減災、災害対応組織」を構築することが大切であることをお話しさせていただきました。
残念ながら120分の持ち時間を1分間超えてしまいました。お許しください。
 講座の後、28日に座間市で行われた「体験型防災・減災訓練」に参加されたSさんが、座間で体験した「災害食」について熱弁をふるってくださいました。このような広がりこそが「自主」活動であり、これが「自守」につながるのです。ありがとうございました