協働事業 避難所開設職員研修を行いました。①

非常用トイレの組み立て作業
非常用トイレの組み立て作業

 2月22日。座間市相互提案型協働事業Eコース ②「座間市避難所開設担当職員実技訓練」が市内立野台小学校で行われました。この企画は、昨年10月に座間小学校を会場として行われた訓練第2班として予定されていたのですが天候不順のために延期実施になっていました。

2月という厳しい時期の実施でしたが指定されている職員の方が30名が参加しました。

 

 この研修は、災害時には行政とか市民という考えではなく「究極の協働」の状況の中でどのようにして協力しお互いに円滑な避難所の開設、運営が出来るようにするかということで、市民への啓発以前に職員にきちんとそのスキルを与えようとすることから3年前から計画的に取り組まれてきたものです。

 座間市内には31か所の公設避難所があります。(うち3ヶ所は二次避難所)各避難所には3人の職員が開設の作業を担当するように配備されています。もちろん平時はそれぞれの仕事を行っています。

 

 今回の想定では、22日午前6時に東京湾北部地震(M7.3)が発生して座間市でも場所によっては震度6強の揺れを観測しほぼ全域では震度6弱の揺れによってかなりの被害が発生しているという想定で開始されました。

 座間市は7:30 庁舎内に災害対策本部を設置し職員に対して3号配備を命じました。

とはいっても、職員も「市民」です。家族もあるでしょうし近所もあると思います。多くの市民の方々は、災害発生即災対本部が立ち上がり、職員のほとんどの人が参集し直ちに災害の対応にあたることをイメージしているのです。

 参加した職員のなかにも誰よりもはやくという責任感が高い職員の方もおられましたが、現実にはそれは無理であることを職員の方にもその気負いを解いていただく目的もあります。

 避難所の開設作業に集中するするためには先ずは「生き残らなければならない」のです。その後に、家族の安全の確保があります。もし火災が発生したら何よりも早く消火に当たらなければなりません。職員だって地元では自治会員の一人として役割を負っているはずです。それらを果たしてこそすべてが円滑に始まるのです。おそらく、過去の例から見ても自宅、近隣の諸問題を片付けて参集出来るのは早くて4時間。おそらくは4時間とか5時間を要するものと思います。想定では発災から6時間後、向後の憂いなく参集して作業が始まるということにしました。多くの自治体の訓練にはこの視点が欠けていると思います。

 

 今回の訓練は、12時30分~19時30分という長丁場の訓練です。先ずは、夕食のための準備作業かねて「非常食」ではなく「災害食」という考え方を理解し実践してもらうことにしました。炊飯袋を使って「米」で食事が出来ることを学んでもらいます。災害時には、うまくもない「アルファー米」に頼るだけではなく、避難者の家庭に常に備蓄している「米」を活用できるスキルを身につけてもらいました。これで、今夜の食事の用意が出来たことになります。

 

 体育館内で開講式が行われました。主催者(共催者)挨拶もそこそこにオリエンテーションで今日のスケジュールの説明が行われました。夜7時30分までの訓練となります。

最初に、駆けつけて市から預かっている鍵で防災資機材庫の鍵を開けて、中から体育館の鍵を取り出して体育館を開錠することになります。中には入らないことが大事です。余震ということを常に頭の中に入れて行動を起こすことを説明しました。建物の外観目視点検作業、点検表にしたがってチェックを入れてゆきます。一つでも「不安全」という所見が出た場合には、避難所の開設は中断することになります。次いで、内部の点検。入り口のドアや建物内部の各ドアの開閉に支障がないかを点検します。トイレや洗面所などのパイプが破損していないかを点検します。屋内のガラス、照明器具類が破損していないか・・点検個所は多岐にわたりますが「素人」でも判定が付くようになっています。今回は「異常なし」という前提で進行しました。

 

 安全点検が終了し、避難所として施設が開設可能ということになりました。そこで、学校に備え付けのMCA無線機によって災対本部へ開設する旨の通信を行う訓練を行いました。立野台小学校の建物の狭間で行った関係もあり電波状況が芳しくなくちょっと苦労しましたが、全員操作の体験をしました。携帯電話と異なり話す時にボタンを押し続けておかないとならないところと、座間で発信した電波は、八王子の基地局で受けてそれが災対本部本部へ届くという仕組みであるためにどうしても「タイムラグ」が出てしまうので戸惑いがあったようです。これも体験してみないとわからないことですので自信がついたのではないかと思います。

 

次いで、避難所内部の清掃、作業です。ガラスの破片があれば備え付けのガムテープなどで取らなければなりません。何よりも安全であることが求められます。

点検終了後、居住スペースと通路の区分を分けるためにガムテープなどで仕切りをします。体育館の中に十字路作るように幅70㎝の通路を確保、壁面には40センチの通路を確保します。トイレをはじめ個室となる部分はすべて立ち入り禁止の表示をします。受付を作って受け入れ準備が完了しました。

 

今日の日記はここまでにしましょう。続きは次回UPします。  職員の方は頑張っていますよ。

ZSVNもね。