幼稚園の防災教室の支援活動をしました。

パンスト包帯法
パンスト包帯法

2月26日。今にも雨が降り出しそうな朝です。 

今日は、先日、雪注意報が出た関係上延期になっていました市内の「やなせ幼稚園」の保護者対象の「防災教室」です。この園は私たちが知る限りトップクラスの「災害対応の取り組み」の熱心な幼稚園です。この教室も、今年で5年連続の開催です。

 

今年は、年長クラスの園児の数が多くて3クラス約90名の園児がいるそうです。その保護者の方への防災教室です。親子合わせると180名、プラス 先生やスタッフを入れますと200名を超えることになります。ざま災害ボランティアネットワークのメンバーも10名がフル回転で支援しました。

 

 今回も、災害食についてはきちんとした取り組みをしようということで「非常用炊飯袋」を使った炊き出し訓練をしました。事前に配布した炊飯袋に各家庭でお米を入れて持ってきて、水を注入してしばらく浸して熱湯の中で30分間ボイルします。その他、パスタ、デザートなども炊飯袋を使って調理します。

 

 10時から、ホールで保護者への防災教室が始まりました。

先ずは、シェイクアウト訓練です。画面に流れる緊急地震速報のテロップと警報音。。。しかし、保護者の方々の反応はいま一つです。お互いに「どうするの?」という感じで顔を見つめ合ったり周囲を見回して他人の行動を見る姿がほとんどでした。

私が「地震!」と大声を出して避難路の確保してもその姿を見ているだけです。

地震から身を守る行動をどうやってとるのか・・というイメージがわいてこなかったようです。その後、今年の1月23日の幼稚園でのシェイクアウトの様子の写真を見ていただきました。

子どもたちは「ダンゴ虫」という行動で身を守るようです。先日の長野県北部地震の時も先生が教室にいなくても自分から「ダンゴ虫」行動を取ったそうです。

 

 私は、保護者の方々へ、幼稚園ではこのように真剣に皆さんのお子様の安全の確保に力を入れている。

しかし、皆さん方が「何だ訓練か」という訓練を軽視して参加していない…その結果がどのようなことになるのか想像して欲しいということを訴えました。

子供は生き残ったが保護者はいなかったという結末にして欲しくない。だからこの訓練を全市を挙げて推進していることの意味を理解してほしい・・・。この座間市から「災害孤児」を生み出さない…阪神淡路そして東日本大震災で起きてしまった悲劇を再び起こさないためにももう一度「災害を自分のこと、家族のこと」として考えて欲しいということを話しました。

 

 災害食や備蓄品についての考え方も話しました。やみくもにロングライフ食品や備蓄品を買いだめて無駄にするのではなく「普段使い」の品々を日常の生活の中で回転させて使う生活スタイルを取り入れて欲し…すなわち「ローリングストック」についても触れさせていただきました。

途中から保護者の方々の顔つきが変わってきました。

 

 その後、3グループに分かれて、①災害時の応急手当「パンスト」を活用した応急手当、②災害時の家庭用トイレの使い方とそのために必要な備蓄品、③災害時の応急搬送法「毛布」を使った搬送法について順送り方式での体験学習をしました。非常に熱心に受講してくださいました。

 その間、外では炊飯作業が続けられていました。ご飯、パスタ、蒸しケーキでした。こちらの作業も終了した段階で12時、園児がクラスごとにホールに入ってきました。

 

 先生方が、炊飯袋をナイフで2つに割って保護者の方々へ配食して歩き、園児が前に出て「いただきます」のご挨拶をした後、親子で持ち寄った災害時に副食になるような缶詰などをおかずにして(焼き鳥の缶詰が一番多かったようです)災害食給食を体験しました。

園児は小さな手で器用に半分にして渡されたご飯に「ふりかけ」をかけてクラスの仲間と笑いながらにぎやかに食事をしていました。避難所ではこのような状況になるのですね。でも、その時にはこのような穏やかな空気は流れていませんね。

食べ終わる頃パスタ料理も出されました。これも炊飯袋で作られたものです。最近の子供たちは「ペペロンチーノ」が好きなようです。鷹の爪が入っていても平気で食べているに驚きます。

最後に、デザートとして「蒸しケーキ」が出されると「おいしい」「おいしい」と言って食べていました。

13時 食事の終わりのご挨拶をして帰りの準備が始まりました。

園児が集合する間の時間を使って、災害時の「電力の確保」について、私たちが取り組んでいる「マイ発電所プロジェクト」について、展示用の機器を使って説明をさせていただきました。

 

 私たちも、思い思いの場所で災害食給食を受けて食べた後、片付けの作業をしました。外はかなりの雨になっていましたが順調に作業も進み13時40分解散しました。

今日のインストラクターを担当したZSVNのメンバーも回を重ねるにつ入れてうまくなってきています。一緒に活動している仲間の腕が上がるのはうれしくなりますね。

ご苦労様でした。