27年度 第1回 防災・減災講座(基礎コース)が行われました。(北地区文化センター)

基礎コース① 北地区文化センター
基礎コース① 北地区文化センター

5月16日 土曜日。

平成27年度の座間市とざま災害ボランティアネットワーク(ZSVN)の協働事業、「市民防災啓発事業Ⅱ」の「市民防災・減災講座」がスタートしました。

16日の講座は、初めての「夜間講座」でした。今までも何回となく夜間開催はテーマに上がりましたが、なかなか応募人員の見通しも立てにくく、踏み切ることができませんでした。しかし、今回、市の担当職員の方の強い思いもありAコース(基礎コース)を3回の開催に増やして、そのうち1回を夜間開催とすることになりました。


心配しておりましたが、ふたを開けてみると「案ずるよりも生むは易し」というのか約25名の受講者が応募してくださいました。今回の会場は、座間市北地区文化センターという相模が丘の中心部にある施設であること、比較的、地域の防災意識の高い場所であること、自治会や、自主防災組織の活動がしっかりしている場所であるという特性があったのかもしれません。


土曜日の18時30分から21時までの講座となるとなかなか足を運ぶ人はないと思っていましたが参加された方を見ますと皆さん顔見知り同士の方が声を掛け合って参加してくださったようです。

相模が丘地区は、座間市でも比較的開発が早く進んだところでもあり、その意味では都市計画も不十分な中で開発が進んだために狭隘な道路が多いところがあります。いわゆる「住宅密集地域」消防がいう「住密地域」であり、何か出火の原因があればすぐに延焼する可能性が高い地域です。そのようなことから、常日頃の結束が固い特性もあるのだと思います。

しかし、ご多分に漏れずにこの地域も高齢化が進み、地域を担う世代へのバトンタッチがどの方向に動いてゆくのかが見えにくい状況でもあります。


そのようなことから今回の基礎コースでは、「生き残らなければ何も始まらない」ということをテーマに、発災後の3分、3時間、3日間の行動についてのワークショップをメインに進めました。

最初は、やや腰が引けている感じもしましたが、与えられた条件化の地震について「あなたは、どのような行動をとりますか?」と投げかけますと、ポストイットに書き始め、いわゆる球出しが始まると、各班、俄然意見が出てきてあれやこれやと燃えはじめZSVNのファシリテーターがコントロールするのに苦労する場面も見えました。

私は、それでよいと思います。常に、こんな風に地域で「泡を飛ばして」の防災議論が進めばその討議の中でそれぞれ「腹に落ちる」ところに行き着くはずなのです。

その過程で、災害時のイメージが構築されるのだと思います。様々な意見が出ますが、限られた時間の中で普段考えたこともない「地震が起きた」「さてどのような行動をとるのか」・・・

中には通り一般の意見しか書かない方もいます。しかし、同じ班のほかの7人なりのそれぞれの意見をまとめてゆく過程の中でおのずから時間軸を重ね合わせるような考え方が出てきます。つまり「緊急性」と「重要性」をはかりにかけるということに気が付いてくれるはずなのです。

「でも・・・こんな風にうまくゆかねーよね」とおっしゃった方がいました。まさしく的を獲ています。しかし、一度このようなディスカッションをすると行動のイメージがわくはずなのです。 

結局は、発災直後の限られた(瞬間)時間の中で、できることは「この程度のことなのか…」すなわちこれができれば「いのち」だけは助かるかもしれないということになるのです。


 私たちは、緊急地震速報が鳴ってからおおむね3分関は「自助」の行動時間…としています。すべてが自分の責任で決まってしまうことです。

それを乗り越えて次の3時間は「向こう三軒両隣」の助け合い「隣助」の行動の時間です。このようにして順次、ステージへ進むことになります。


 この先の取り組みについては、今年からは「ステップアップ・コース」として1日コースで共助・公助を考えたのちに、「図上演習」を加えて自分の地域のことをより具体的に学びを進めることになっています。


ご存じのとおり、神奈川県では、箱根山の活動が活発です。それだけにとどまらず世界各地で災害が多発しています。このような地球規模の動きのある中ですから、何が起きても不思議ではないといっても過言ではないと思っています。

しかし、備えれば「被害」は少なくなるはずです。私たち市民レベルでできることはこのようなことなのだと思うのです。でも、その小さな積み重ねが行政にとっては大きな助けになるはずです。けが人が少ない⇒死者が少ない⇒火災は少ない…という良い循環ができれば結果として行政の負担が軽くなり「復旧」も「復興」も早くなるわけです。

そのような「まち」を目指して、今年度もロードマップを敷いて活動をしてゆきます。まだ不確定な部分もありますので確定したマップが出来上がっていませんが、5月中には発表できると思います。

そして、私たちの活動のゴールである1月23日の「座間市いっせい防災行動訓練(シェイクアウト・プラス1 2016 in ZAMA」に向けて取り組んでゆきます。市民の皆様の参加をお待ちしています。

次回の基礎講座は6月6日(土曜日)13時30分から16時までハーモニーホール座間 大会議室です。

今回もZSVNメンバーがたくさん参加してくださいました。このような講座の中でたくさんの顔が見えるつながりができることを願っています。お疲れさまでした。