災害救援ボランティア講座が終了しました。

2月8日、15日、22日・・・毎週日曜日 全3回 座間市社会福祉協議会の主催の「災害救援ボランティア講座」が終わりました。参加された市民の皆さんご苦労様でした。

 

この講座は、座間市に災害が起きてしまった時を考えた時のことをイメージして組み立てた新しい講座でした。

座間市のみならず日本国中が高齢化の波に襲われています。その中で災害が起きてしまった時、誰が誰を助けるのでしょうか?

皆さんは自治会などに活動を通じてつながっていればそれは何とかなります。しかし、残念なことに座間市のおそらく市民の半分は自治会に入っていないのではないでしょうか?

そのような状況で、自治会に向けて情報を発信しても半分の方にはなかなか届かないはずです。半分の市民の方はその情報を手にすることが出来ないのですから・・・。

だから「自治会へ入ればいいじゃないか」と簡単に言われる方もいますが、様々な家庭状況から、また地域の住民同士の融合が進んでいないようなところではなかなか難しいのです。

 

でも、災害はそれらの条件とは関係なく私たちを襲うのです。

 

そのような時に初動時に助け合うすべを知っておく必要があるのではないでしょうか?

「お互い様支援」から始まるはずです。

でも、普段のお付き合いがあってもなかなか難しいこともあります。お付き合いがなければなおさら困難です。

「助けたいが…」、「助けてもらいたいが・・・・」と思いながら見つめ合う状態が出てくるのではないでしょうか?

 

災害直後、人命にかかわることについては消防隊や自衛隊の救出部隊が来てくれるかもしれません。しかし、これは「公助」ではありません。あくまでも、「いのちの時間(72時間)」の人命救助への対応なのです。

 

基本的に、個人の被害に対しては「公」は手を出せないのです。あくまでも個人のことは個人で処理するというのが大原則です。

今回の東日本大震災でも個人的な被害に対して「公」が金銭的に・・・例えば二重ローンに対して対応はできないのです。

これは、家の中の片付けにおいても市役所の職員が個々の市民に対応するということはないのです。

市役所は、がれきの処分場や集積場は指定します。そこに運ぶのはあくまでも個人の力で行うことになります。つまり「自助」の範疇なのです。

 

そのようなことを言っても、高齢化が進む中でまた、仕事に行かなければ生活できない方もおられるわけです。そのような人々に対して支援の手を差し伸べるシステムが「災害救援ボランティアセンター」という制度なのです。これは、座間市のみならずすべての市区町村に災害規模に応じて設置するように「災害基本対策法」並びに「地域防災計画」で決められています。

 

「災害救援ボランティアセンター」という場所がありここを通せば、助けたい人も助けてもらいたい人も「つないでもらえる」ことが出来るのです。でもそのようなことを知っている市民の方はほとんどいないと思います。

 

今まで私たちは、「災害救援ボランティアセンターの開設・運営」の訓練を重ねてきました。私たち自身も被災地へ入って活動ボランティアとして活動をしてきました。災害ボランティアコーディネーター講座などという講座も行ったこともありました。

 

座間市が災害に見舞われてときに、座間市へ本当に災害救援活動ボランティアが入ってきてくれるのでしょうか?

私たちは首都直下地震 M7クラスの地震が発生した時にはほぼ絶望的と考えています。であれば誰が助けるのでしょうか? 

 

同じ市内の中で被害の度合いには大きな差があるのではないでしょうか。被災度合いの高い人もいる反面、さほど被害を受けていない方もいるはずです。

この被害の少ない人がボランティア活動をして「お互い様支援」をする方法を生み出す必要があるのではないかと考えて今回の講座を開いた次第です。

 

最終日まで受講された方は15名でした。高校生から60代後半ぐらいの方でした。とても熱心に受講してくださいました。

私たちは、このような市民災害救援ボランティアの方を市内に沢山作っておいて発災後から数日間は市民による「お互い様支援」活動が出来るようにしたいと思うのです。

 

しかし、無暗に活動するわけにはいかないのです。危険がいっぱい散らかっている中での活動になります。

だから何よりも、自分が被災者にならない行動を取ることが必要なのです。

災害の基本である「生き残らなければ何も始まらない」というシェイクアウトの基本行動が出来なければなりません。自分が助かれば、「人を助ける人になれる」のです。

 

次いで、備蓄をしっかりすること…それもやみくもにラングライフの商品を買いためるのではなく普段使いなれているものを「ローリングストック」という生活スタイルを導入することなどなどについて学んでおくことが必要だと思います。今回は、災害食の体験をしていただきました。価格の高い「アルファー米」を備蓄するよりも「非常用炊飯袋」の方が、管理が楽なことも知っていただけたと思います。

このような、基本的なサバイバルなことをイメージだけではなく体験することは災害時にあわてることが無くなるのです。そのことは行動に余裕が出来ます。他人のことに思いが行く・・・「気づき」が出来るのではないでしょうか?

 

ボランティア活動における装備などについてもお話をさせていただきました。自己完結であることが大原則です。

 

今回の講座では、ボランティア保険のこともお話しさせていただきました。

確かにお隣が困っているからお手伝いする…もしそのような時にけがをしてしまった時には救護所に入って治療を受けますが、後遺症などが残るような怪我などや、高額な医療費を必要とする怪我をした場合には補償の問題も発生する例もあります。

 

発災直後の救出対応のような場合には何とも言えませんが、ある程度落ち着いて後のお隣や、ご近所の後片付けなどの場合には、被災者の方が「ボランティアセンター」へ救援依頼(助けて情報)を提出して、改めてお隣の方が支援者となる形で「ボランティア保険」で万全を期した活動をする必要性についてもお話ししました。

 

今回の講座から私たちが気付いたことなどを課題として取り上げて、整理してこのような市民活動者を養成する講座を開催したいと考えます。

 

このような参加者の方々が、私たちの行う体験型の災害対応講座に参加してくださって「知識」を「技」に変えることに取り組んでいただければさらに強力な支援者になると思います。

 

災害対応はそんなに難しく考えなくとも良いのです。身を守ることが一番です。怪我をしないことは助ける人になれるのです。助ける人になるための講座を広めたいと思っています。

参加された方本当にお疲れ様でした。ZSVNのメンバーの方々もご苦労様でした。